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山口敏太郎タートルカンパニー」のプロデュースで電子書籍を上梓した。タイトルは『《人類史のミッシングリンクを解明する》 超古代文明「ムー大陸」と「アトランティス」の正体は東南アジアに実在した幻の古陸「スンダランド」だった!』。
今後、「神谷充彦オカルト解体新書シリーズ」として、ビリーバーとスケプティックの狭間をいく電子書籍をリリースしていく予定。
以下、本から一部抜粋
それら旧石器時代に沖縄に住んでいた人類の直接的な故郷はどこか?
それがスンダランドと呼ばれる古陸だ。
スンダランドとは現在のタイ、マレーシアからインドネシア、フィリピンにかけて存在していた広大な陸地であり、「人類の第二の故郷」ともいわれる人類進化の重要拠点である。
先の小田氏の説によると、アフリカで発生した人類の一部は陸路でスンダランドに到達。そこから黒潮に乗って北上し、その途上で一部は沖縄で定着。一部は九州から入って日本本土へ拡がっていった。そのうち沖縄で定着したのが湊川人である。
さきほど湊川人と縄文人、あるいはオーストラリア先住民の類似性について述べたが、スンダランドで1万1000年前ごろに存在していたワジャク人と湊川人の頭骨を比較すると、この両者もまたよく似ていることが分かる。
湊川人については従来、中国の柳江人(約1万年前)との類似が指摘され中国南部起源説が唱えられてきたが、アリゾナ州立大学教授のクリスティー・ターナー氏は、歯の形状から推測して、湊川人は2万年ほど前にスンダランドから沖縄へ到達した人々の祖先であると主張。
たしかに、額の幅や頭蓋骨を上から見た時の形もワジャク人と湊川人ではよく似ており、同一のルーツを持つということが素人目にも納得できる。
これらの状況証拠から、「スンダランド→沖縄→日本本土」というのが、日本へ人類が最初に到達した経路の一つであることは、ほぼ確実である。
さらに、今回さまざまな方面から調査した結果、ムーと並び称される幻の大陸、アトランティスやレムリアについても、その正体がスンダランドであることが判明した。
そう、スンダランドとは人類が急激な進化を遂げた地であり、古代文明の故郷なのだ。
さらに言ってしまえば、世界各地の神話に見られる楽園伝説とは、ミッシングリンクの彼方からこだまするスンダランド文明の偉大なる残響である。
――今、我々は人類のルーツに関する重大な知識を手にしようとしている。
後に述べるが、日本人はスンダランドで進化した人類の血統を色濃く残している人種の一つであるということも特筆に価するだろう。
それは、我々がムーやアトランティスの末裔であるということを意味している。
その意味でも、この特集は多くの日本人にとって、「我々はどこから来たのか」ということを示すだけでなく、「我々はどこへ行くのか」ということを示すものとなるだろう。
新刊本「ハーモニクス占星術」(仮題)からの抜粋(その2)
前回に引き続き新刊本からの抜粋。
第5調波 自分らしい生き方、自己主張、勝負強さ
第2~第4調波は重要なアスペクトに関係することから、ネイタルチャートで得られる情報から、そう離れたものにはなりません。そこで、実際の鑑定ではこれらの調波数を検討対象から外すこともできます。
アディーもまた、実用性を持つのは第5調波以降であると考えていたようであり、それらのことから、ハーモニクス占星術では第5調波以降の一桁調波を最重視すればよい、ということになります。ただし、自己理解を深める目的でハーモニクス占星術を用いるときには、その人の基本的な行動原理を表す第2~4調波も重視すべきでしょう。
第5調波以降が実用性を持つというのは、それが人型(頭と手足)を連想させることにも関係がありそうです。
アディーは5という数を「人間の本質を示すもの」と考えましたが、そのようなとらえ方は普遍的なものであり、たとえば、5つの頂点を持つ星=五芒星にも同様の象意が与えられています。
五芒星には結界や悪魔払いの効果があるとされており、西洋魔術ではトランス状態にある術者がイメージの奔流の中で「人の形」(人間であるという自覚)を保つ目的で用いられてきました。ファンタジックな表現でいうと、悪魔や悪霊に憑かれて「人ならぬ者」になってしまわぬように、人型の五芒星を活用していたのです。
その効果のほどはともかくとして、5という数、そして5つの頂点を持つ図形にそのような力があると考えられていたことは間違いありません。陰陽道における晴明紋=五芒星にも同様の効果が期待されていました。
第6調波 環境適応能力、空気を読む、社会生活における成長力
五芒星は「火」という漢字に似ていましたが、6つの頂点を持つ六芒星は「水」に似ています。水は器の形に自らを合わせて形を変えることから、象徴的には「環境に適応する、従属する」ことを意味するといえるでしょう。
また、水は雪にも姿を変えますが、その結晶は六角形です。
六角形といえば、自然界には六角柱の岩塊が見られたり、脳細胞や小腸絨毛の集合にも六角柱の構造が見られたりします。これは、熱対流が六角柱状の循環を形成することに関係しているようです。つまり、六角形とは内外の循環を促す構造なのです。
占星術では、六角形と六芒星を形作るグランドセクスタイルという複合アスペクトをネイタルチャートに持つ人は、多忙すぎて自分のための時間がなくなってしまう傾向があると考えます。これは、環境に従属しすぎた結果であり、内(自己)と外(他者や環境)との循環を促すという六角形の象意にも関係しています。
次に、五芒星との比較で六芒星を考えてみましょう。
西洋魔術の世界では五芒星は結界として「個」を閉じることに関係していましたが、六芒星はその逆に、「個」を開いて外部環境からの影響に自らをさらす働きをします。つまり、異界の力を召喚する働きを示すのです。
新刊本「ハーモニクス占星術」(仮題)からの抜粋
まもなく発刊される「ハーモニクス占星術」の本から、いくつか抜粋しておく。
ネイタルチャートに示される「私」を「新鮮な野菜」に例えるなら、プログレスチャートに示される「私」は「乾燥した野菜」、調波チャートに示される「私」は「発酵した野菜」のようなものです。
「乾燥した野菜」や「発酵した野菜」は、どちらも新鮮さを失った代わりに新たな旨みを獲得しています。しかし、前者は水分が抜けて成分が凝縮されたことによる旨みであるのに対し、後者は酵母・酵素の分解作用によって、新鮮なものとはまったく異なる旨みとなっています。
さらに、これは年を重ねるということをどう理解するか、というテーマにも関係してきます。多くの人々は年をとることを恐れますが、実は年をとることは人としての「旨み」を増すことでもあるのです。
その旨みとは、複雑かつ豊穣な人間性の味わいでしょう。
年を重ねるごとに、調波チャートは新たな味わいをその人に付け加えていき、人間性を複雑なものにしていきます。それは、その人の中に矛盾を生みますが、その矛盾をも包み込む大きな視野を持てたなら、複雑さを統合して豊穣な味わいと成すことができるはずです。
【11月21日・22日に急遽開催!】ハーモニクス占星術セミナー
突然ですが、「ハーモニクス占星術」のセミナーをウラナイ・トナカイ(トナカイノニカイ)さんで開催します。限定8名のセミナーです。
内容はこんな感じです。
なお、占星術の基本が分かっている方むけのセミナーです。
11月21日:ハーモニクス占星術 ユニット1(基礎と惑星熟語)
・ハーモニクス占星術の概念と手法の基礎、そして、この占星術における惑星の組み合わせの象意について学びます。
・まもなく発刊されるハーモニクス占星術の本の一部を抜粋した資料をお渡しします。
11月22日:ハーモニクス占星術 ユニット2(第5~9調波)
・ハーモニクス占星術による鑑定の基本となる、第5~第9調波について学びます。
・ユニット1と2の両方を受講することでハーモニクス占星術の基本的な鑑定が可能となります。
・まもなく発刊されるハーモニクス占星術の本の一部を抜粋した資料をお渡しします。
日程と料金は
11月21日 16:30~20:30 9000円
11月22日 15:30~19:30 9000円
2日通し 1万7000円
2日通し+ペイパル決済(要クレカ) 1万6000円
*支払いはペイパル決済の方以外は当日現金となります。定員8名と小規模のセミナーなので、直前のキャンセルはご遠慮ください。
*ペイパル決済の場合、決済方法が別途メールで届きます。
↑事情がありペイパルが使えないので、今回は現金支払いのみとなります。
今回、急遽セミナーを開催することになったので、これは特別料金です。
今後、価格を上方修正するかもしれないので、そのときはご了承ください。
*ただし、今回のハーモニクス占星術セミナーに申し込まれた方は、以後のハーモニクス占星術セミナーにも、同じ価格条件で参加可能です。
申し込みの方はfr.kamiya@gmail.comまでメールをください。こちらからの返信を持って予約確定となります。
なお、今後、次のようなハーモニクス占星術のセミナーを繰り返し開催することを予定しています。連続受講の必要はなく、どのユニットから受けてもOKです。
ユニット3 第10~15調波
ユニット4 第16~21調波
ユニット5 そのほかの調波、小惑星
ユニット6 鑑定実習 可能性の発掘
ユニット7 鑑定実習 相談テーマ別
その後、不定期に鑑定練習会を開催予定
まもなく発刊されるハーモニクス占星術の本から、この占星術の概要について書いた箇所を以下にいくつか抜粋しておきます。
ギターの弦の半分のところを押さえると2倍の周波数の音が、3分の1のところを押さえると3倍の周波数の音が奏でられるように、占星術で用いる星図(ホロスコープといいます)における各天体の位置を、数学的に2倍にしたり3倍にしたりして、そこに隠された「ハーモニー」を見いだそうというのが、このハーモニクス占星術の基本的な考え方です。
ここでいう「ハーモニー」とは、一言で言えば「その人がそうありうる可能性」のこと。
人は生まれてからというもの、後は穏やかな(人によっては急な)坂道を転がるように死へ向かっていきます。そして、その道程に伴う加齢。加齢とはドギツイ言い方をすれば「腐敗」していくということですが、腐敗はうまくすれば「発酵」とか「熟成」といった方向へ向かいます。
2015年現在、ちまたでは「熟成肉」がブームですが、ちょうどそのように熟成できたなら、「その人がそうありうる可能性」も花開くはずです。熟成とはハーモニーを奏でる腐敗である、と言ってみてもいいでしょう。