Astrology_Arcturus

西洋占星術と精神世界の冒険

新刊本「ハーモニクス占星術」(仮題)からの抜粋

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まもなく発刊される「ハーモニクス占星術」の本から、いくつか抜粋しておく。

 

 ネイタルチャートに示される「私」を「新鮮な野菜」に例えるなら、プログレスチャートに示される「私」は「乾燥した野菜」、調波チャートに示される「私」は「発酵した野菜」のようなものです。

「乾燥した野菜」や「発酵した野菜」は、どちらも新鮮さを失った代わりに新たな旨みを獲得しています。しかし、前者は水分が抜けて成分が凝縮されたことによる旨みであるのに対し、後者は酵母・酵素の分解作用によって、新鮮なものとはまったく異なる旨みとなっています。

 

 さらに、これは年を重ねるということをどう理解するか、というテーマにも関係してきます。多くの人々は年をとることを恐れますが、実は年をとることは人としての「旨み」を増すことでもあるのです。

 

 その旨みとは、複雑かつ豊穣な人間性の味わいでしょう。

 年を重ねるごとに、調波チャートは新たな味わいをその人に付け加えていき、人間性を複雑なものにしていきます。それは、その人の中に矛盾を生みますが、その矛盾をも包み込む大きな視野を持てたなら、複雑さを統合して豊穣な味わいと成すことができるはずです。

 ハーモニクス占星術はそのような視野を持つ助けとなってくれます。

 

 

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