Astrology_Arcturus

西洋占星術と精神世界の冒険

天文

占星術における「サイン」とは何か

占星術における重要な座標系に黄道12星座がある。「牡羊座」「牡牛座」というあれだ。正確には星座ではなくサインといい、春分点を起点にして、きっかり30度ずつに区分けされている。また、歳差運動により実際の星座とも位置がズレている。そこで、正しくは…

占星術はなぜ「当たる」のか?

どうして占星術は占いとして有効に機能するのか? それを説明する言葉に、「下なるものは上なるものの如し、上なるものは下なるものの如し」(As above so below So below as above)というものがある。「天地照応」ともいう。 占星術を用いて多くの人々を救…

占星術の復興と論争

占星術と天文学が本格的に息を吹き返すのは16世紀のルネサンス期まで待たねばならない。このときは、それまでキリスト教によって抑圧されてきた、さまざまな学問・芸術が鮮やかな色彩を放ちながらよみがえり、占星術と天文学の分野でも比較的自由な研究が許…

惑星が描きだす幾何学的な美

「数学的に調和のとれた美」は、占星術と天文学との間に唯一残された接点だ。 たとえば、金星と地球との関係。 地球の公転周期約365日と、金星と地球の会合周期約584日との比は5:8である。これはすなわち、金星が太陽を13回公転し、地球が太陽を8回公転する…