Astrology_Arcturus

西洋占星術と精神世界の冒険

オカルト

霊的身体論の考察③ 虚軸としての「奥行き」とエーテル空間

さて、前の2つの記事では、触覚でとらえた身体イメージとしてのエーテル体について語ってきたが、触覚とは基本的には「面」の感覚である。 fr-kamiya.hateblo.jp fr-kamiya.hateblo.jp 感覚受容器を「点」と考えるなら、その集合としての「面」が触覚では感…

霊的身体論の考察② エーテル体は「にょーん」というくらいユルい何か

触覚でとらえた身体イメージとしてのエーテル体(下の前記事参照)を感じるのは誰でもできる。というより、それは触覚なのだから感じて当然だ。 fr-kamiya.hateblo.jp 目を閉じて体の中や皮ふの周囲を感じてみると、もやもやとした感じや流れている感じ、あ…

霊的身体論の考察① エーテル体は触覚による身体イメージ

スピリチュアルの世界には、「人には肉体以外に層を成して存在する『霊的身体』が存在する」といういわゆる霊的身体論がある。流儀によって呼び方はいろいろだが、肉体に近いものから「エーテル体」「アストラル体」「メンタル体」「コーザル体」などと呼ば…

アメリカ経済に混入した異物=冥王星

「冥王星コンスピラシー 第2巻」より一部抜粋。 http://www.amazon.co.jp/dp/B01A21JYU8 *第1巻はこちら↓http://www.amazon.co.jp/dp/B017HJG9C4 土星が最外殻惑星であった時代(~1781年)における政治体制の最終形態が立憲君主制だとすれば、天王星最外殻…

グルジェフとクロウリーの語る「シリウス」

「冥王星コンスピラシー 第2巻」より一部抜粋。 http://www.amazon.co.jp/dp/B01A21JYU8 *第1巻はこちら↓http://www.amazon.co.jp/dp/B017HJG9C4 さて、西洋における現代のオカルティズムに強い影響を与えた人物として、ゲオルギー・イヴァノビッチ・グルジ…

土星以遠天体(トランスサタニアン)の象意と発見時の社会情勢

「冥王星コンスピラシー 第2巻」より一部抜粋。 http://www.amazon.co.jp/dp/B01A21JYU8 *第1巻はこちら↓http://www.amazon.co.jp/dp/B017HJG9C4 ここで、土星外惑星の神話とその占星術上の象意などについて簡単にまとめておこう。 【天王星-ウラヌス】 《…

「冥王星コンスピラシー 第2巻」発売中

「冥王星コンスピラシー 第2巻」を発売しました。http://www.amazon.co.jp/dp/B01A21JYU8 ◆第1巻はこちら↓http://www.amazon.co.jp/dp/B017HJG9C4 ◆目次はこんな感じ。 第2章 占星術はどうして「当たる」のか? 占星術の基礎知識国家の命運を占うにはどうす…

新刊本「ハーモニクス占星術」(仮題)からの抜粋(その3)アドルフ・ヒトラー編

fr-kamiya.hateblo.jp 新刊本「ハーモニクス占星術」(仮題)から、アドルフ・ヒトラーのハーモニクス分析のくだりを抜粋する。 ここではネイタルチャートの詳細は解説しませんが、全体としては穏和な印象であり、世界に大混乱を引き起こした人物にはとても…

山口敏太郎タートルカンパニー」のプロデュースで電子書籍を上梓した。タイトルは『《人類史のミッシングリンクを解明する》 超古代文明「ムー大陸」と「アトランティス」の正体は東南アジアに実在した幻の古陸「スンダランド」だった!』。 www.dlmarket.jp…

占星術における「アスペクト」とは何か

アスペクトとは複数の感受点の間にできる角度のことで、演劇に例えると台本にあたる。演出(サイン)と舞台(ハウス)と役者(感受点)だけでは劇は始まらない。あと必要なのが、役者同士がどう絡みあってドラマを生みだしていくか、を示す台本(アスペクト…

占星術における「ハウス」とは何か

ハウスとは地上からの観測において、東の地平線と黄道が交わるところ(アセンダント=ASC)を起点にして黄道を12分割したものであり、コペルニクス以前の天動説的な考え方に基づくシステムである。簡単にいえば「方位」と考えてもいい。 ハウスの概念 ハウス…

占星術における「天体」とは何か

ホロスコープに記された10個の主要天体(太陽・月・惑星)は10種類の「意識の焦点」を表すと考える。空間を区切る座標としてのサインやハウス、あるいは天体間の角度としてのアスペクトは、いずれも空間上の位置関係を示す概念としての存在だが、天体は現実…

占星術はなぜ「当たる」のか?

どうして占星術は占いとして有効に機能するのか? それを説明する言葉に、「下なるものは上なるものの如し、上なるものは下なるものの如し」(As above so below So below as above)というものがある。「天地照応」ともいう。 占星術を用いて多くの人々を救…

占星術の復興と論争

占星術と天文学が本格的に息を吹き返すのは16世紀のルネサンス期まで待たねばならない。このときは、それまでキリスト教によって抑圧されてきた、さまざまな学問・芸術が鮮やかな色彩を放ちながらよみがえり、占星術と天文学の分野でも比較的自由な研究が許…

惑星が描きだす幾何学的な美

「数学的に調和のとれた美」は、占星術と天文学との間に唯一残された接点だ。 たとえば、金星と地球との関係。 地球の公転周期約365日と、金星と地球の会合周期約584日との比は5:8である。これはすなわち、金星が太陽を13回公転し、地球が太陽を8回公転する…

なぜ「はてなブログ」でオカルトか

このブログにかんするスタンスを書いておく。 普通、オカルト、スピリチュアル、占いといった分野のブログは「アメブロ」で書かれることが多く、理系・高学歴者が多いといわれる「はてなブログ」はあまり選択されない。事実、占いをテーマにした「はてなブロ…

愚かな娘「占星術」と賢い母「天文学」

ルネサンス以降、凋落していく占星術の一方で、天文学の進歩は素晴らしかった。 カトリックがその宗教的支配力を失速させていくのに反比例して、科学として神学からの独立性を獲得していった天文学は観測技術の発達にともない目覚ましい発達を遂げ、地動説を…

天文学と占星術は「双子の兄弟」

天文学と占星術は「双子の兄弟」のようなもの。 約1年で元の場所に戻ってくる恒星(星座)の位置が季節の移り変わりと連動していることに気づいた人類は、星の観察によって暦を作り、これが原初の天文学の礎となった。そうして作られた暦は農耕へ活用され、…